今年、韓国・仁川(インチョン)港に入港するはずだった中国発クルーズが、すべて予定を取り消した。
仁川市と仁川観光公社によると今年、仁川港クルーズターミナルに入港する予定だった中国発クルーズは24隻あったが、いずれも入港を取り消した。仁川観光公社は、仁川を通過してしまう「仁川パッシング」減少の原因としてビザ問題を挙げる。
中国人クルーズ客は、仁川から観光目的で入国するためにはビザが必要だが、手続きに時間がかかるために敬遠されているとみられる。代わりにノービザで入国できる済州島に向かうようだ。
仁川観光公社関係者は「中国発クルーズ24隻が全て仁川港入港を取り消したのは当然だ」とし、「ビザ問題に加え、中国人観光客の韓国での買い物需要が減っていることが理由だ」と話した。
一方、中国発クルーズを除いた15隻は、正常に仁川港に入港する予定だ。まず6万6084トン級の「オーシャニア・リビエラ」が乗客1238人と乗務員800人を乗せ、3月8日午後4時に入港し、翌日の3月9日午後6時に出港する。
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