中国ファーストファッションeコマースプラットフォーム「Shein(シーイン)」が韓国語に堪能な人材採用に乗り出した。米国や欧州とは違って、韓国で静かな成長を維持してきたSheinが、韓国と中国本社を媒介する中間管理人材を別途に採用し、業界の関心を集めている。
流通業界によると、Sheinは最近、中国内の採用サイトを通じて、韓国と中国でモデルや撮影スタジオを渉外する管理者の採用を始めた。採用対象は韓国語を専攻した大学卒業生で、採用後、モデルやスタジオとの関係維持、手数料交渉、予約日程管理、コミュニケーションなどを担当することになる。
Sheinは「撮影過程で製品、スタジオ、モデルの要求事項を正確に伝達しなければならない」と、優れた調整力とコミュニケーション、チームワーク能力を強調した。
ファッションプラットフォームのSheinは「アリエクスプレス」「テム」とともに「C(China)」eコマースの代表的な存在である。
消費者が希望する商品を注文を受けて生産し無料で24時間以内に出荷する「ファーストファッション」を標榜し、20~30代女性をターゲットにしたファッション商品を最大90%割引など超低価格で販売する。
Sheinは大々的な投資とマーケティングに乗り出したアリ、テムとは違い、韓国内で「静かな」歩みを見せた。それでも利用者数が昨年2月の14万人から1年間で68万人に5倍近く増加し、過去最大を更新した。
Sheinの2022年の売り上げは227億ドルで、昨年第3四半期までの売り上げはザラの親企業インディテックスを上回る約240億ドルと推定される。
業界関係者は「Sheinが韓国語の堪能な人材を採用する準備を終えて本格的な攻略に乗り出す。アリとテムに続きSheinの歩みも注目される」と指摘している。
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