米紙ウォールストリート・ジャーナルは7日、ロシア市場で2位を占めるパソコンのレノボやスマートフォンの小米(シャオミ)、世界最大規模のドローンメーカーDJIなど、中国の大手企業が密かにロシア市場から撤退していると伝えた。ウクライナ侵攻を受け、中国企業までロシア市場から手を引いている実態が浮き彫りになった。
レノボはロシアのウクライナ侵攻で西側諸国の制裁措置が科された直後に出荷を中止している。サムスン電子に続きロシアで2位の小米も、ここ数週間、ロシアに配送しないなど、事実上ロシアへの出荷を中止しているという。
DJIも先月、ロシアとウクライナ両国で事業中止を宣言するという異例の動きを見せた。同社は自社ドローンが戦闘に使われるのを防ぐために販売中止を決めたと説明している。
中国政府は西側諸国の制裁に反対しており、中国の主要技術企業の多くは発表をしないまま、ロシアでの出荷量を減らしている。
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