ソウル・大林洞(デリムドン)の焼き肉店で、中国人と思われる6人の団体客が、韓国人カップルに室内喫煙を注意され、暴行を加える事件が発生した。JTBC「事件班長」が取り上げた。
事件は12月25日の早朝に起きた。被害者とその恋人が焼き肉店を訪れると、店内には中国人と見られる団体客のみがいた。彼らは室内で喫煙し、さらにはたばこの吸い殻を床に捨てていた。
耐えかねた被害者は店員に「喉が痛くて息をするのも苦しいので、外で吸うようお願いしてほしい」と伝えた。これを受け、一部の客はいったん、外で喫煙したものの、再び店内で喫煙を始めた。
再度、被害者のカップルが直接「申し訳ありませんが、外で吸っていただけませんか」とお願いすると、団体の一人が中国語で侮辱的な言葉を浴びせ、挑発するような態度を取った。恋人が「中国語がわかるから侮辱するのをやめてほしい」と警告すると、「韓国人がそんなに偉いのか。たばこくらい吸わせろ」と反発したという。
すると、一人の中国人が突然立ち上がり、被害者の恋人に殴りかかり、他の団体客も加勢した。被害者のカップルは店外に追い出され、首を絞められ、地面に倒された状態で踏みつけられるなど無差別に暴行を受けた。
通報を受けて駆け付けた警察が暴力をふるった一人を現行犯で逮捕した。被害者は全治2週間の診断を受け、恋人は骨折や擦り傷、裂傷などで全治16週間の重傷と診断された。
現在、警察は逃走した他の加害者を追っている。被害者は加害者側から示談を求める連絡を受けたが、「示談する意思はない。他の加害者も必ず逮捕され、厳罰を受けるべきだ」と述べた。
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