
韓国政府が希土類(レアアース)の再資源化を促進するため、現代自動車など国内大手企業の実務陣を招き、非公開会合を開いていたことが20日、分かった。中国発の供給網リスクに備えた事前点検との見方が出ている。
大統領府と財界関係者によると、大統領府は13日、現代自動車をはじめとする大企業関係者と、希土類の再資源化を議題とする会合を持った。
会合では、中国が希土類の輸出統制を強化する動きを見せる中、国内企業の実際の需要や再資源化の可能性、対応状況などについて意見交換したという。
日中対立を背景に、中国が日本向け希土類の輸出規制措置を発動するなど不安定な状況が続く中、政府も中国依存度の高い構造による供給支障を懸念。依存度を下げるため、主要需要企業を対象に事前点検に乗り出したとの解釈が広がっている。
韓国政府は5日、資源確保から分離・精製、産業活用、再資源化まで全周期を網羅する「希土類供給網総合対策」を発表した。希土類産業全般を包括する対策を打ち出すのは初めてで、今後1兆ウォン規模の財政を投じ、供給網管理体制を構築する。
また、希土類17種すべてを核心鉱物に指定し、短期的な需給危機への対応体制を強化するほか、通商協力のチャンネルを多角化し主要国との連携を拡大する考え。
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