
韓国で昨年、中国ゲーム市場の売上高が3000億人民元(約6兆2677億円)を初めて突破した。リンクを通じてアクセスできる「ミニゲーム」の普及が大幅な伸びにつながっている。
韓国コンテンツ振興院北京ビジネスセンターが19日配布した中国コンテンツ産業動向によると、2023年の中国ゲーム市場の売上額は、前年比13.95%増加した3029億6400万元(約6兆3297億円)に達した。
北京ビジネスセンター側は、中国ゲーム市場の売り上げ増に関し、「新型コロナウイルス感染で発生した否定的要因の減少、新たなヒット作品の登場、マルチプラットフォームゲーム発売の一般化などが影響したとみられる」とした。
ゲームタイプ別に見れば、モバイルゲームの売上高の増加幅が目立つ。モバイルゲームは全体売り上げの74.88%を占めた。クライアントベースのPCゲームの伸びも好調で、2023年のゲーム市場全体の売上高で21.88%を占めた。一方、ウェブゲームの売上高はますます減少し、シェアは1.57%だった。
注目されるのは「ミニゲーム」の成長の勢いだ。2023年の中国のミニゲーム市場の売上高は200億元で、前年比300%増加した。中国の代表的なミニゲームプラットフォーム「国民メッセンジャー」のWechatとショートフォーム動画アプリ「抖音」を通じて普及し、人気を集めている。
ミニゲームの人気要因は、リンクを通じたアクセスが便利で、潜在ユーザーが多い点が挙げられる。クライアントゲームに比べ、相対的に開発や運営費用が安く、従来のモバイルゲームに比べてもトラフィック確保に関する費用が安いという特徴がある。
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