
韓国空軍の主力基地のひとつである水原の第10戦闘飛行団付近で、戦闘機を無断で撮影していた中国人高校生2人が警察に摘発された。
京畿南部警察庁の安保捜査課は4月7日、軍事機地及び軍事施設保護法違反の疑いで、中国人の男子高校生2人を立件し、出国停止措置を下したと発表した。
2人は3月21日午後3時30分ごろ、水原市の空軍第10戦闘飛行団付近で、デジタル一眼レフカメラやスマートフォンで戦闘機を無断で撮影した疑いが持たれている。
目撃者からの通報を受けて出動した警察が現場で2人を発見し、任意同行のうえ事情を聴取した。
警察の調べによると、2人は中国国内の高校に在学中で、事件発生の3日前に観光ビザで韓国に入国していた。
所持していたカメラとスマートフォンからは、離着陸中の戦闘機を撮影した写真が多数見つかった。
警察の取り調べに対し、2人は「飛行機の写真を撮るのが趣味だった」と供述しているという。
現在、警察はスマートフォンのフォレンジック(デジタル鑑識)を通じて追加の違法行為の有無を調査しており、国家安全保障(対共・対スパイ)に関連した容疑についても慎重に確認を進めている。
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