韓国でイランの伝統おやつ「ラバシャク」の人気が止まらない。ティックトック・インスタグラムなどSNSを通じて口コミで広がり、韓国でも数十万人のチャンネル登録者を持つ大物YouTuberの紹介が相次いでいる。韓国では最近、中国由来のスイーツ、タンフルが人気を集めており、ラバシャクはこれに続くブームになるとの見方もある。
ユーチューブと流通業界などによると、ラバシャクを扱った映像の再生数が最近急増している。先週アップされたあるユーチューバーのラバシャク「モッパン」(食べる放送)映像は9日で再生回数37万回を超え、ラバシャクを作る映像も20万再生回数を突破した。インスタグラムには、ラバシャクを扱った書き込みが2万件に迫る。
米国最大の中東食品供給会社のサダフ(Sadaf)は、今年第1四半期のラバシャクの売り上げが前四半期より244%増加したと発表した。ダニエル・ソファーサダフマーケティングチーム担当者は「最近、ラバシャク人気が高まり在庫維持に困難をきたすほど」と話した。
ラバシャクはザクロやスモモ、チェリー、アンズなど甘みと酸味を兼ね備える果物で作るデザートだ。主材料として使う果物を煮詰めるか、細かく挽いて濃いペースト(ソース)にした後、薄く伸ばして2~3時間乾かせば完成する。砂糖やレモン汁を加えて糖度・酸味を調節することができ、さまざまな種類の果物を混ぜたり、他の果物をのせて糖度を高めることもできる。
人気の高いイランでは、専用ホームページまで開設されるほどだ。糖度の高い果物を使用して作る上に砂糖などの香辛料が添加されるため、他のデザートに比べて甘い。
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