2024 年 12月 27日 (金)
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中国のシャオミ、オッポ、ビボ「われわれにも“チャットGPT”がある」

シャオミのAIビッグモデルMiLM-6B評価サイトに登載(写真=IT之家)(c)KOREA WAVE

中国スマートフォン大手「シャオミ(小米、Xiaomi)」や「オッポ(広東欧珀移動通信、OPPO)」、「ビボ(維沃移動通信、Vivo)」が人工知能(AI)チャットボットサービスのためのビッグモデルを開発したり公開したりしている。チャットGPTのような対話型AIサービスが立ち上げられる日も遠くなさそうだ。

中国の科学技術メディア「IT之家」が13日報道した。中国では通信機器大手メーカ「ファーウェイ(華為技術、HUAWEI)」もAIビッグモデルを公開した経緯がある。

シャオミのAIビッグモデル「MiLM-6B」は最近、中国語AI言語モデル性能評価である「C-eval」とCMMLUビッグモデル評価リストに登載された。最近までシャオミのビッグモデルはC-evalベストリストで10位、同一パラメータサイズで1位を記録している。

報道によると、このMiLM-6Bは既に完成度が高く、シャオミ製品に今後搭載される「XiaoAi」仮想秘書サービスなどに活用される見通しだ。

GitHubプロジェクトページの情報を見ると、MiLM-6Bはシャオミで開発した64億個のパラメータを保有する大規模な事前学習モデルだ。

C-eval情報によると、MiLM-6BモデルはSTEM(科学、技術、工学、数学の4つの教育分野)の全20科目のうち計測学、物理学、化学、バイオなどさまざまな項目で高い精度を達成している。

オッポとビボは開発を進めている。中国デジタル専門ブロガー「@数碼閑聊站」によると、両社ともビッグモデルの開発を進めているものの、公開は遅れる見通しという。

クラウドコンピューティングの「アリババクラウド(阿里雲、Alibaba Cloud)」が4月、オッポとともにビッグモデルインフラを共同で構築し、AIサービスを提供すると発表した経緯がある。

オッポのチームが言語意味理解、対話生成、マルチモーダル(Multi-Modal)など生成型AI技術の開発を推進している。

また、ビボのAIチームも今年5月、自然言語理解作業のためのテキスト事前学習モデルである3MP-Textを開発し、CLUE(中国語言語理解評価ベンチマーク)1億パラメータモデル効果の1位を占めた。

(c)KOREA WAVE

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