
2026年は丙午(ひのえうま)年。昔から馬は力強さと躍動を象徴する動物とされてきた。新年の活力を授かりたいなら、週末に“馬”にちなんだソウルの街歩きに出かけてみてはいかがだろうか。
ソウル観光財団はこのほど、馬に関連する都市内のスポット3カ所を新年のおすすめ旅行先として発表した。日の出の名所から市場、歴史を感じる路地裏まで、それぞれがユニークな物語を秘めている。
◆「龍馬が飛び立った」龍馬山
ソウル東部にある龍馬山は、その名前自体に“馬”が含まれる。山頂の「龍馬峰」は、かつて龍馬が天に昇ったという伝説があり、またふもとの面牧洞には馬牧場があったという由来もある。
地下鉄7号線・龍馬山駅から登山道に入り、約2時間〜2時間半で山頂に到達可能。初心者でも無理なく登ることができる緩やかなコースで、山頂からは漢江(ハンガン)やロッテワールドタワーなど、ソウルのスカイラインが一望できる。
下山後は、2025年に開業した「龍馬山スカイウォーク」で空中散歩を楽しむのもおすすめ。さらに、「龍馬滝公園」では雪そりやボブスレーなどの冬季アクティビティが体験でき、18歳未満は無料で利用可能だ(2月8日まで営業)。
◆馬の牧場の名残…馬場洞・畜産市場
ソウル・城東区にある馬場洞は、かつて朝鮮王朝時代に国家が管理していた養馬場があった地域。現在では韓国最大規模の畜産市場が立ち並ぶ“肉の町”として知られる。
特に韓牛やホルモン、希少部位などを取り扱う飲食店が並び、グルメ通の間で根強い人気を誇る。見た目の華やかさよりも、庶民のエネルギーとリアルな生活感を味わえる場所として注目されている。
近隣の清渓川博物館では、朝鮮時代から現代に至るまでの清渓川周辺の暮らしや都市史を学べる。現在は開館20周年記念の特別展「清渓川の人々:人生と記憶の出会い」(3月29日まで)が開催中。
◆馬を避けた裏通り…避馬街
「避馬街」は、その名の通り、馬に乗った両班(貴族)を避けるために庶民が利用した路地。やがて安価で気軽な食堂や居酒屋が集まり、庶民の社交場として親しまれた。
再開発によって昔ながらの風情ある細道は少なくなったが、鍾路(チョンノ)一帯には今もその面影と味が残っている。ルメイエールビル裏や光化門Dタワーの低層階、ピカデリー劇場周辺では、焼きサバ、チヂミ、スンデクッ(豚の内臓スープ)など、昔懐かしい味を堪能できる。
また、イマビルロビーでは馬に関連するアート作品も展示されており、代々続く老舗で、温かい食事を楽しむのも冬の醍醐味だ。
丙午の年にふさわしい、馬にまつわる都市探訪。力強く、活気に満ちた“馬の気”を全身で感じながら、2026年を勢いよくスタートしてみてはいかがだろうか。
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