韓国サムスン電子が昨年、0.1ポイント差でインテルを抜いて世界半導体市場シェア1位の企業に躍り出た。
米市場調査機関「ガートナー(Gartner)」報告書(今月15日発表)によると、サムスン電子は昨年、世界半導体市場で732億ドルを売り上げ、シェア12.3%を記録した。
米インテルは725億ドルで2位。3位の韓国のSKハイニックスは昨年の売上364億ドル、シェア6.1%だった。
4位と5位はそれぞれ米マイクロン・テクノロジー286億ドル、米クアルコム271億ドル。6位は米ブロードコム、7位は台湾メディアテック。8~10位はいずれも米国のテキサス・インスツルメンツ、エヌビディア(NVIDIA)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の順だった。
中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)系列「海思半導体(ハイシリコン)」は2020年には82億ドルを記録したが、昨年はこれより81%も減った15億ドルで25位圏外に押された。米政府による制裁の直撃を受けたものと解釈される。
台湾の台湾積体電路製造(TSMC)はファウンドリー(製造受託企業)であるため、今回の調査から除外された。同社の昨年の売上は538億ドル。TSMCをここに含める場合には3位となる。
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