カタール航空が航空会社で初めて、仮想の客室乗務員(CA)が機内や空港を案内するメタバース旅行体験「QVerse」を開設し、注目を集めている。
QVerseはハマド国際空港(Hamad International Airport)のプレミアムチェックインサービスに始まり、カタール航空のビジネスシート「Qsuite」と、エコノミーシートを見ながら体験できる仮想航空機体験プログラムだ。
訪問者は個人用の電子機器でも十分にVR体験ができる。
この体験が掲げる注目点は、航空会社で初めて導入された仮想人間客室乗務員「Sama」の案内サービスだ。アラビア語で空を意味する「Sama」はユーザーとの相互作用で対話型顧客体験を提供し、仮想の旅を案内する。同時に、ナレーションスクリプト(解説)でカタール航空の客室ならではの機能を紹介する。
QVerseはリアルタイム3D制作ツール「Epic Games」の「Unreal Engine」と、高画質のデジタルヒューマン制作のためのクラウドアプリケーション「Meta Human Creator」技術を投入して作られた。
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