物価高で自由に使える金の減った消費者が、相対的に安いプライベートブランド(PB)を求める傾向が韓国で強まっている。節約を意味する「チャン」という単語と「財テク」を合成した「チャンテック」という言葉がはやり、PB商品が飛ぶように売れているのだ。
イーマートのPBブランド「ノーブランド」と「ピーコック」は最大売り上げを更新した。両ブランドの昨年の合計売上高は1兆6900億ウォン(約1873億円)で、前年比5.6%増だ。今年もPB人気は衰えていない。1~9月のノーブランドの売り上げは前年同期比11%伸びた。
ロッテマートは今年初め、統合PBブランド「今日良い」を立ち上げた。加工食品、日常用品、生活雑貨などのPBブランドを統合したマスターブランドで、年末までに200以上の商品を追加発売する。
ホームプラスは2019年11月、PBブランド「ホームプラスシグネチャー」を立ち上げた。発足当時の約900種から2022年には約3000種まで商品ラインアップを増やした。昨年の売り上げは2019年比約33%の増加だ。生鮮食品も躍進しており、PBの豆もやしや牛乳の売り上げが今年も順調に伸びている。
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