
結婚して15年になる韓国の会社員男性(40代)が22日、YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で、家族への過度な干渉で家庭内の緊張感を高める妻との関係に限界を感じていると打ち明け、離婚について相談した。
妻は自宅で働くフリーランスの翻訳家。2人の子どもたちは思春期で、妻はいつも怒っている。男性が帰宅すると決まって子どもと口論しており、男性にまで文句を言ってくる。
ある日、男性が会議で電話を取れなかった際、着信履歴に不在着信が88回も記録されていた。また、子どもの帰宅が午後6時の門限を数分でも過ぎると、罵声混じりの音声メッセージを送る。
子どもが帰宅するとバッグやポケットを調べ、1日の行動を細かく問いただす。その様子は尋問のよう。男性は「虐待ではないかと思う時もある。私も辛いが、それ以上に子どもたちの心が心配だ。家に安心して居られないようで胸が痛む」と語る。
さらに「離婚すべきだろうか。子どもたちをどうすべきか悩んでいる。元々、妻はこんな人ではなかった。子どもの反抗期や仕事のストレスのせいなのか。待てば改善するのか……」と迷いをにじませた。
これに対し、番組のパク・ギョンネ弁護士は「小言でも過度なら婚姻破綻の理由として認められる可能性がある」と指摘。「子どもへの極端な干渉が続く場合は児童虐待と見なされる恐れもあり、相談や保護措置を検討すべきだ」と助言した。
また「妻が以前と明らかに違うというなら、更年期や心理的な問題が背景にあるかもしれない。心理カウンセリングを受けることも一つの手段だろう」と述べた。
(c)news1