
夫と死別した韓国の50代女性がJTBCの番組「事件班長」で「夫の遺族に借金をすべて背負わされた」と訴えた。
それによると、女性は結婚30年目で子どもはおらず、夫が外で働くことを嫌がったため専業主婦として長年家を守ってきた。しかし、夫は女性に月30万ウォン(約3万3000円)しか渡さず、生活費に充てると手元にはほとんど残らなかった。
そんな生活が続いていた昨年冬、夫は出張先のモーテルで急死。知らせを受けて駆けつけた女性は、警察から「夫と一緒にいた女性を知っているか」と尋ねられたことで不倫旅行だったことを知った。
携帯電話を確認すると、不倫関係は15年にも及び、夫の収入の7割が不倫相手に渡っていたことが判明した。夫の親族も不倫を知っていたが、逆に「夫を止められなかったお前が悪い」と女性を非難するありさまだった。
葬儀では、夫の親族が香典を勝手に持ち去った。夫の母親は「年金は一時金で受け取って山分けしよう」という口実で8000万ウォン(約880万円)の借金を女性に押し付けた。
出演していた弁護士は「香典は葬儀費用に充て、残りは相続人で分けるもの。夫の兄弟が持ち去れば横領に当たる。借金も遺産と一緒に分けるべきだ」と話した。
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