
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が平安北道の温室農場竣工式に出席し、農場建設に貢献した軍人や青年たちと大規模な記念写真を撮影した。
党機関紙・労働新聞は2日、キム総書記が新義州温室総合農場の竣工式に出席し、建設に投入された人員と記念撮影をしたと報じた。同紙はこれを「愛の記念写真」と表現しており、北朝鮮において最高指導者と共に撮る写真が持つ特別な意味を強調している。
この日、労働新聞は全8面のうち1~6面を温室農場竣工式関連のニュースで埋めた。特に3~5面には記念写真が集中的に掲載され、4面には一切の文章なしに記念写真9枚のみが掲載された。通常6面で発行される新聞が8面に増頁され、しかも1面分を写真だけで構成したことから、北朝鮮が今回の温室農場竣工とキム総書記の記念写真撮影にいかに大きな意味を置いているかがうかがえる。
正確な分析ではないものの、掲載された写真を見ると、1枚あたりおよそ4800~5000人規模の大人数が写っていると推定される。こうした写真が計13枚掲載されたことから、今回の温室農場建設に投入された人員規模(約6万5000人)を推し量ることができる。
労働新聞がキム総書記と建設労働者の記念写真を大々的に強調したのは、典型的な北朝鮮式の「写真政治」といえる。
北朝鮮社会では、一般住民が最高指導者と共に写った写真は「1号写真」と呼ばれ、家宝同然の非常に特別な意味を持つ。この写真に姿があるという事実だけで身分が保障される効果があり、党入党、上級学校進学、昇進などで加点を受けるなど、さまざまな特典があるとされている。一方で、火災などの災害時に最高指導者の肖像画を守れなかった場合、批判や処罰の対象になることもある。
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