韓国で株式市場の暴落に続き、暗号資産市場も急落、投資家の眠れない夜が続いている。特に、大学生や新社会人ら20~30代は、不動産などこれまでの投資先より、敷居の低い仮想通貨(暗号資産)で「大当たり」を狙う傾向があり、大きな衝撃を受けている。
ソウル市内の大学生がアルバイトで稼いだ資金500万ウォンを韓国の暗号資産(仮想通貨)ルナに投資したところ、11日に90%近く暴落、口座には50万ウォンも残っていない。
29歳会社員もアルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)に3000万ウォンを投資した。だが、最近、暗号資産市場が落ち込み、損失率が50%に達した。
暗号資産情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、12日午前11時現在、ルナは前日比で93.6%ほど急落した86セントで取引されている。
暗号資産市場では1日で90%以上下落する銘柄がたびたびあった。しかし、ルナは市場で時価総額が10位以内に入り、比較的検証された暗号資産という評価を受けてきたため、衝撃が大きい。
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