ロシア極東地域などで働いていた北朝鮮労働者9人が昨年11月と12月、モスクワで国連難民機構の助けを受けて集団で離脱し、韓国に入国して現在、脱北者の定着支援センター「ハナ院」で教育を受けている。
韓国政府関係者によると、9人は20~50代で、いずれも男性。国際社会の対北朝鮮制裁が本格化し、都心外郭の小規模建設現場や農場などで働いていたという。
ロシアのウクライナ侵攻で廃墟となったドンバス地域の再建事業に投入されかねない、という憂慮から北朝鮮を脱出することを決心したという。9人は、極東地域などそれぞれ異なる場所からモスクワを経て韓国に来る際、合流したという。
統一省は労働者の入国と関連して「脱北者の関連事案は身辺保護のために事実確認は控える」としている。
(c)NEWSIS