2024 年 12月 26日 (木)
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レゴランド発の「金脈硬化」に大企業も射程圏内に入る

江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)のレゴランドホテルの全景(写真提供=レゴランド)©MONEYTODAY

韓国江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)にあるグローバルテーマパーク「レゴランド」の債務不履行(デフォルト)問題で、債券投資家らが財布の紐を引き締め、企業の資金源が枯渇するのではないかという懸念が高まっている。大規模な現金性資産を保有している大企業の場合、直ちに資金の流動性に問題が生じる可能性はないが、問題が長期化すれば調達費用が急激に上がったり、協力会社が流動性危機に直面したりする可能性もあるだけに、資金市場の状況を詳しく調べている。

金融投資業界によると、3年物国債金利は25日、4.221%で、前日より0.084ポイント下がった。3年物社債(AA-)金利も0.064ポイント下がった5.528%を記録した。ただ、3年物社債(AA-)と国債金利差を示す信用スプレッドは1.307ポイントで、前取引日(1.287ポイント)より拡大した。信用スプレッドが拡大したということは、企業の資金調達の費用負担がそれだけ大きくなるという意味だ。

レゴランド問題が発生する前も、企業の資金事情は指標上では悪化していた。金融監督院の統計によると、一般社債発行規模は今年第1四半期12兆9050億ウォン、第2四半期8兆8975億ウォン、7~8月4兆6135億ウォンで減少傾向が続いている。最近、基準金利が上がり、債券で資金を調達するのに負担が大きくなったためだ。昨年8月から韓国銀行の基準金利は8回引き上げられ、年0.5%から3%まで急騰した。社債3年物(AA-等級)金利は今年初め2.46%水準だったが、今は5.5%をはるかに上回っている。

産業界では新型コロナウイルス感染以後、企業流動性悪化がすでに進行している状況で、レゴランドの資産流動化企業手形(ABCP)不渡りが市場の不安心理をさらに煽ったと見ている。

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