ルノーサムスン、双龍(サンヨン)、韓国GMが、最上位モデルの導入などを通じたブランドプレミアム化に積極的に乗り出している。
これら3社は、現代自動車、起亜より生産モデルが少なく、新車開発も容易ではない。年式変更モデルでは顧客が望む商品性を満たせないのが実情。プレミアム戦略は既存モデルには飽きたというイメージから脱皮し、多様なオプションを通じた商品性強化で新鮮なイメージを与えることができる。現在の状況で実現可能な生存戦略というわけだ。
ルノーサムスンによると、2019年6~7月に導入した最上位モデル「プリミエール」は、約2年6カ月間で計1万1227台販売された。このうち中型SUVの「QM6」の販売台数は9233台、中型セダンの「SM6」は2004台だった。「QM6」は全体販売量の8%、SM6は全体販売量の10%を占めた。
特にQM6の販売台数は今年1月は前年同期比45.1%増の2865台を記録した。このうち1931台(67.4%)が上位モデルの「REシグネチャー」と「プリミエール」だ。
ルノーサムスンは2019年にQM6、SM6に「プリミエール」を導入し、3社のうち最も先にプレミアム戦略を導入した。両車両ともに、新車発売から3年ぶりに最上位のモデルを導入した。専用ホイールなどで外観を基本モデルと差別化し、室内はキルティングナッパレザーシートなどで高級感を強調した。各種の利便と安全仕様も装備された。
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