ルイ・ヴィトン、ディオールなどのブランド品を保有しているモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)がNFT、メタバースなどの未来事業に注目している。長期にわたってオフラインを中心に事業を営み、オンラインとは距離を置いてきたラグジュアリーファッションブランドが、新しい成長部門として未来技術に注目し、業界の関心が集まっている。
ロイターなどによると、LVMHグループのベルナール・アルノー会長は定期株主総会に出席して「LVMHグループは依然、現物の製品を中心に販売をしているが、今後は自社の事業がメタバースに拡大するものと見込んでいる。メタバース事業などの動向を注視しているが、急ぐつもりはない」と述べた。
アルノー会長がLVMHの未来事業計画について明快には明らかにしなかったが、これまでIT技術に対して保守的だったブランドがメタバースサービスに関心を示し、関連業界では「一段階発展した」と評価されている。
特にルイ・ヴィトンが最近、自社のモバイルゲームアプリにNFT機能を追加したアップデートを進めるなど、Z世代の利用者を狙った試みを続けている。
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