1970年代を代表する「農心(ノンシム)ラーメン」から、1990年代に人気を博した「ミノス・バナナ牛乳」まで、食品企業が過去に販売終了した製品を最近再び市場に投入している。
食品業界によると、ソウル牛乳は最近、「ミノス・バナナ牛乳」を12年ぶりに再発売した。
1993年に発売され人気を博したミノス・バナナ牛乳は、2012年に販売終了となったが、その後も消費者から再発売の要望が寄せられていたという。
ソウル牛乳は「過去を現代的に再解釈した『ニュートロ(New-tro)』トレンドと、販売終了した製品の再発売を求める『ボイシューマー(Voisumer)』の要求を反映し、再発売を決定した」と説明している。
これに先立ち、農心も創立60周年を迎え、1975年に発売した「農心ラーメン」を復刻した。「農心ラーメン」は「兄貴が先、弟が後」という広告コピーで発売直後に人気を集めた。
1978年には、ロッテ工業株式会社が「農心」に社名を変更する際の決定的な役割を果たした製品でもある。
農心は、消費者とのコミュニケーションを強化するため、「農心ラーメン」以外にも、上半期中に過去の人気商品2種類を再発売する案を検討しているという。
オリオンも2022年に発売して話題を呼んだ限定版商品「いちごソンイ」を3年ぶりに再び市場に投入した。
2022年春の限定版として発売された「いちごソンイ」は、当時大きな人気を集め、販売終了後も再発売の要望がオリオンに寄せられていた。
これに先立ち、オリオンは2024年8月、「ポカチップスイートチーズ味」を8年ぶりに再発売している。この製品は2014年に発売されたが、2016年にラインナップを整理する際に販売を終了していた。
しかし、販売終了後もSNSや顧客センターに再発売を求める声が増え、製品を再び市場に投入することが決定された。
(c)NEWSIS