2025 年 4月 3日 (木)
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ヨーロッパ市場を狙う韓国ラーメン…なぜオランダを「戦略的拠点」に選んだのか

オランダ・アムステルダムを走る農心「辛ラーメン」トラム広告=農心提供(c)news1

韓国ラーメン業界が、ヨーロッパ市場進出の戦略的拠点としてオランダに注目している。オランダはヨーロッパ大陸における物流の中心地であり、過去10年間で「Kフード」輸出の成長率が最も高い地域だからだ。

大手食品メーカー農心(ノンシム)は、今月オランダ・アムステルダムに「農心ヨーロッパ(Nongshim Europe B.V.)」法人を設立する。農心は2030年までにヨーロッパ市場で3億ドル規模のラーメン輸出を目指す。

これに先立ち、三養食品も昨年7月、オランダ・アムステルフェーンにヨーロッパ法人を設立。ヨーロッパ法人は、輸出入関連の業務やサプライチェーン管理、通関・クレーム処理、商品登録や輸出認証のサポートまで担い、より戦略的な市場進出の足場となっている。

これまで、Kラーメンの主要輸出先は米国や中国、アジア諸国が中心だった。韓国貿易協会の統計によれば、2024年のラーメン輸出額は12億4856万ドル。そのうち中国向けが2億6055万ドルと最も多く、次いで米国向けが2億1562万ドルを記録した。

しかし業界内では、継続する国際通商環境の不安定さを理由に、輸出市場の多角化が不可欠だとの声が上がっている。特に、平均販売価格(ASP)が高く設定できるヨーロッパ市場での輸出拡大は「必須」とされている。

オランダは、ヨーロッパ最大の港であるロッテルダム港を有し、ヨーロッパ内の輸出入貨物の約60%を処理する物流拠点だ。鉄道や道路インフラも整備され、ヨーロッパ全域への商品配送に有利であり、法人税や規制の面でも他の主要国より優位性を持つ。

さらにオランダは、Kフード需要がヨーロッパで最も急速に拡大している国でもある。大韓商工会議所流通物流政策チームによれば、過去10年間のKフード輸出額の年平均成長率は26.5%と、他のヨーロッパ諸国を大きく上回っている。

韓国貿易統計振興院の関係者は「ヨーロッパ地域でKフードの成長率が最も高いのはオランダだ。ヨーロッパ全域にKフードを広める物流のハブとして、オランダのような拠点を活用し、戦略的に市場を攻略する必要がある」と強調した。

(c)news1

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