来年20周年を迎える韓国カカオエンターテインメントの音源ストリーミングプラットフォーム「メロン」がユーチューブミュージックの猛追を受け、国内1位の座を脅かされている。
モバイルインデックスによると、10月のメロンとユーチューブミュージックのMAU(月間ユーザー数)はそれぞれ651万3610人と618万1354人の小差。8月には約73万人だった差が9月には45万人に縮まり、10月さらに接近した。
両者の格差が縮まったのはユーチューブプレミアムの影響が大きい。ユーチューブが広告のない有料サービスであるプレミアムの加入顧客にユーチューブミュージックを無料で提供しているため、ユーチューブの成長とともにユーチューブミュージックの加入者数も急増したとみられる。
ユーチューブは国内動画ストリーミング業界で圧倒的な1位を占め、モバイルインデックスによると、10月のMAUは4107万9328人。2位のネットフリックスと3000万人近い差がある。
韓国の公正取引法では「組み込み販売」が規制されているのに海外に拠点のあるユーチューブの抱き合わせ販売は何の制裁も受けないことについて、業界では不公平だという声が上がっている。
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