2024 年 11月 28日 (木)
ホーム経済モテファンド、海外VCに700億ウォン出資…グローバルファンド1兆ウォン以上

モテファンド、海外VCに700億ウォン出資…グローバルファンド1兆ウォン以上

(ゲッティイメージズ)©MONEY TODAY

韓国スタートアップ企業の海外投資誘致を支援するため、モテファンドが出資し、海外ベンチャーキャピタル(VC)が運用する「グローバルファンド」が今年も1兆ウォン以上つくられるものとみられる。中小ベンチャー企業省が今年、モテファンドによるグローバルファンドの出資規模を昨年と同様の水準である700億ウォンに策定したためだ。大規模なグローバルファンドがつくられれば、韓国スタートアップの海外投資誘致はもとより、グローバル進出までスケールアップのチャンスは拡大するものと期待される。

◇グローバルファンド出資、回収財源500億ウォン追加へ

中小ベンチャー企業省によると、今年上半期に「海外VCグローバルファンド」の出資事業規模は700億ウォンになる見込みだ。確定した予算200億ウォンにモテファンド回収財源500億ウォンを追加出資することに決まった。同省省関係者は「回収されるモテファンド財源の規模についてはまだ財政当局と協議が進行中」としながらも「200億ウォンの予算と回収財源を合わせれば700億ウォン水準になる」と述べた。

グローバルファンドは国内スタートアップ投資を条件にモテファンドが一部の金額を出資し、海外VCが残りの金額を調達・運用する。海外VCはモテファンドが出資した金額以上を国内ベンチャー・スタートアップ、ジョイントベンチャー、海外韓国人のスタートアップなどに投資する必要があり、海外資本が国内に流入する呼び水と評価されている。

特に昨年、グローバルファンドには海外VCが大挙して集まり、呼び水効果はさらに大きいと見られる。 中小ベンチャー企業省の関係者は「海外のVCが韓国のスタートアップ投資比重をモテファンド出資金の2倍に高めると逆に提案していた」と述べた。同省は昨年、グローバルファンド出資事業として第1次・第2次計1450億ウォン(追加補正予算700億ウォンを含む)を出資し、2兆3000億ウォンのファンドをつくった。当該金額がすべて韓国スタートアップに投資されるわけではないが、相当部分が国内スタートアップに流入する見通しだ。

◇昨年20の募集に50のVC殺到 今年も1兆ウォンの結成可能

これを受け、中小ベンチャー企業省は今年もグローバルファンドに昨年水準の700億ウォンを出資し、海外VCの関心を集める方針だ。昨年、グローバルファンドへの出資申請には、20のVC募集に米国や中国、東南アジアなどから50のVCが殺到し、2.5倍の競争率を記録した。アラブ首長国連邦(UAE)や英国、フランス、カナダなど、これまで韓国への投資が多くなかった国のVCも参加した。

中小ベンチャー企業省の関係者は「『クーパン(COUPANG)』の米国株式市場上場、『優雅な兄弟たち』とハイパーコネクトの買収合併(M&A)など韓国のスタートアップが相次いで成功事例を出していることから、海外投資家の関心が大きく高まった。これを勘案すると、今年のグローバルファンドの規模も昨年の1次と同じ1兆ウォン水準になるとみられる」と述べた。

同企業省はグローバルファンドを通じて、単なる海外投資誘致の拡大だけでなく、韓国スタートアップのグローバル市場への進出を支援するという考えだ。実際、「ヒーリングペーパー」(カンナムオンニ)などのグローバルファンドで投資を誘致したスタートアップ各社は、海外VCとのネットワークをもとに、現地進出や後続投資の誘致など、追加的な効果を上げている。

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