韓国証券市場でメタバースやNFT関連株の「ウィメイド・マックス(Wemade MAX)」が昨年末、1500%暴騰した。メタバース関連株は昨年1年間の収益率の上位圏を総なめし、驚異的な勢いを見せている。また大統領選を控え「大統領選のテーマ株」も急成長を見せている。
韓国取引所は先月30日、ウィメイド・マックスの株価が昨年2895ウォンから4万6400ウォンに1502%も上がったと明らかにした。KOSPIとコスダック(KOSDAQ)を合わせたすべての企業の中で最も高い上昇率だ。
同社はゲーム制作会社「ウィメイド(Wemade)」の子会社で、昨年9月にブロックチェーンゲーム開発会社への転換を宣言した後、株価が暴騰した。
次に高い上昇率を見せたのは、コスダック上場の「エジソンEV」(旧セミシスコ)だ。昨年初め1841ウォンに留まっていたのが、1年間で1274%も高騰し、2万5300ウォンで取引を終えた。関連会社である「エジソンモーターズ」が双竜(サンヨン)自動車の買収を推進したことが株価上昇を牽引した。
昨年、急騰したのは「Wemade」(814%)「Devsisters」(628%)「Com2us Holdings」(544%)「WYSIWYG STUDIOS」(529%)「NEOWIZ HOLDINGS」(487%)「NP」(442%)「Dexter」(413%)――など、メタバースやNFT関連株に分類される企業。
一方、今春の大統領選を控え、大統領候補テーマ株も上位に名を連ねた。与党「共に民主党」の大統領候補のイ・ジェミョン(李在明)氏のテーマ株に分類される「イルソン建設」の株価は450%上昇した。これはKOSPI上場銘柄の中で最も高い上昇率だ。また「イ・ジェミョン・テーマ株」に分類される「KOYJ」(371%)や「E-Starco」(359%)なども高い上昇率を示した。一方、保守系野党「国民の力」の大統領候補、ユン・ソンニョル(尹錫悦)氏の関連である「NE能率」の上昇率も300%に達した。
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