2024 年 12月 22日 (日)
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メタバース市場先取り…食品業界がMZ世代向け戦略強化 (下)

済州三多水ワールド©NEWSIS

◇済州の自然満喫

済州(チェジュ)三多水(サムダス)を生産する済州開発公社も、ZEPETOに「済州三多水ワールド」をオープンした。済州三多水ワールドは済州島の自然景観を織り込んだ空間で三多水ブランドを直接・間接的に体験できる。

済州三多水ワールドは、接続した瞬間、済州島(チェジュド)に移動するというコンセプトで作られた。木馬灯台のあるイホテウ海水浴場、月汀里(ウォルジョンリ)海水浴場の4色の椅子、虹の海岸道路のほかにも石垣の道、花の道、森の道を歩きながら、済州の自然を満喫できる。

◇顧客相談も

ロッテフードはメタバースプラットフォーム「ロブロックス(ROBLOX)」を使ったブランドゲームを発売した。

キャンプ場でおいしく楽しめるウインナーソーセージ「エッセンポドゥク」と簡便食ブランド「シェフード」を組み合わせたメタバースゲームを公開したのが特徴だ。

メタバースを業務に使う例も増えている。メタバース空間を利用して顧客相談に応じたり、職員を教育できる空間にしたりして、非対面教育の長所を最大限活用することができる。

総合食品「OURHOME」はモバイル不動産アプリ「Zigbang」と、メタバースをベースとした仮想オフィス「メタポリス」入居のための業務協約を締結した。メタポリスはオフライン事務所をオンラインで再現した仮想空間だ。

この協約によって、OURHOMEはメタポリスで顧客相談センターも試験的に運営する予定だ。相談履歴管理はもちろん、全国店舗間の円滑な業務コミュニケーションのため、顧客相談専用プログラムも導入する。

ロッテメタエデュビル©NEWSIS

◇食品安全教育をリアルタイムで

ロッテ中央研究所はメタバースプラットフォーム「oVice」とともにメタバース食品安全教育の場「ロッテメタエデュビル」を開いた。同研究所はこれを活用してロッテグループ系列会社の食品管理者を対象に教育を進める計画だ。

ロッテメタエデュビルは、麻谷(マゴク)にあるロッテ中央研究所社屋をモチーフに製作した。食品安全教育をリアルタイムで聴くことができる「食品安全アカデミー教育場」や、受講者が自由に討議できる「グループ討議室」などが設置されている。

©NEWSIS

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