2024 年 12月 26日 (木)
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メタバースで韓国も、そして私の健康も守る (上)

OPTIMUS SYSTEMの中距離突撃ライフル射撃シミュレータ(写真=OPTIMUS SYSTEM)©MONEYTODAY

メタバースは実際の現場さながらの仮想空間での軍事訓練を通じて、韓国の国防力の向上に貢献している。また、新型コロナウイルスによって野外活動が難しくなった最近は、日常生活のトレーニングと融合し、国民の健康を向上させる役割も担う。

メタバースイノベーション大賞審査委員会(委員長=チェ・ジェフン国立江陵原州大学教授)は、7月の「メタイノベーション(Meta Innovation)」▽「OPTIMUS SYSTEM(オプティマスシステム)」の「遠隔統合観測訓練システム」▽「JSC」の「5G Horus Eye」▽KTの「リアルポップ・リアルキューブ(Real Cube)」――を選定したと26日に明らかにした。

OPTIMUS SYSTEMは、現実空間と仮想空間の位置方向を一致させてスクリーン環境で立体空間を作り出す方法。大隊級以上の仮想戦闘を遂行するのに役立つ。

JSCは、作戦現場のデジタルツイン化と3D ARデジタル作戦状況マップを使って効率的作戦を保障する。

KTのリアルキューブとリアルポップは、ユーザーの動きをセンサーが認識し、心身の発達をサポートする。

©MONEYTODAY

OPTIMUS SYSTEMは陸軍士官学校産学協力団とタッグを組み、空間同期化技術に基づいた遠隔統合観測訓練システムを提供する。

これまで開発された仮想戦闘訓練は、10~20人規模の小部隊単位の訓練のみが可能だった。それがOPTIMUS SYSTEMの新たなシステムでは、大隊級以上の仮想現実戦闘訓練ができる。

これに使用される技術は、空間同期化技術と精密弾道予測技術だ。

空間同期化は、現実空間と仮想空間の位置方向を一致させ、スクリーン環境でユーザーの位置の変化に合わせて立体的な空間を表す。

精密弾道予測技術は6自由度(DoF)弾道予測アルゴリズムを通じて、季節、天気、雲の動き、風など、銃器と弾種によって実際とかなり類似した弾道経路を予測し、実射撃と同じ射撃訓練を可能にする。

このシステムは2019年から予備軍仮想現実戦闘射撃シミュレーションに適用されている。2020年からは陸軍学生軍事学校でも納品されている。韓国軍に適用を拡大しながら、海外輸出も推進している。

©MONEYTODAY

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