2026 年 4月 5日 (日)
ホームライフスタイルメガMGCコーヒー、ホームプラス・エクスプレス買収に名乗り…韓国・4000店舗の巨人が仕掛ける“異業種進出”

メガMGCコーヒー、ホームプラス・エクスプレス買収に名乗り…韓国・4000店舗の巨人が仕掛ける“異業種進出”

メガMGCコーヒー店舗 (c)news1

韓国でホームプラス・エクスプレスの分割売却を巡り複数企業が買収に名乗りを上げる中、コーヒーフランチャイズ大手メガMGCコーヒーも参戦した。クイックコマース市場への進出を見据えた戦略とみられる。

業界によると、メガMGCコーヒーを運営するMGCグローバルは3月31日、ホームプラス・エクスプレスの買収意向書(LOI)を提出した。

メガMGCコーヒーは2025年末時点で全国4000店舗を突破し、国内コーヒーブランドで最大規模の店舗数を持つ。2024年の売り上げは4660億ウォン(約512億6000万円)、営業利益は1076億ウォン(約118億3600万円)で、それぞれ前年比34.6%、55.1%増と好調を維持している。

しかし低価格コーヒー市場は競争が激化し、すでに飽和状態にあるとの見方も多い。フランチャイズモデル上、新規出店に依存する成長には限界があるとの指摘も出ている。

さらにコーヒー事業は原豆価格の影響を受けやすく、気候変動による価格上昇や中東情勢に伴う為替変動などが重なり、新たな成長エンジンの確保が急務となっている。

今回の買収が実現すれば、クイックコマース分野での競争力強化につながる可能性が高い。ホームプラス・エクスプレスは全293店舗のうち223店舗が配送拠点として機能し、9割以上が首都圏や大都市に立地している。高度に設計された配送網により、約1時間以内の配達が可能とされる。

また、メガMGCコーヒーの自社アプリ「メガオーダー」は累計会員数約650万人、月間アクティブユーザーは約300万人に達する。これにエクスプレスの都市型物流網が加われば、コーヒーにとどまらずRTD飲料やPB食品まで配送する総合リテール型O2O企業への進化も見込まれる。

さらに、同社の実質的な親会社ボラティアルが欧州で食品流通事業を展開している点も、仕入れや商品開発での相乗効果につながるとみられる。

複数企業が買収意向書を提出したことを受け、今後は優先交渉先の選定が進む。売却を担当する三逸会計法人は4月1日、裁判所と協議し今後の日程を確定する方針だ。

提出された意向書を基に資金調達力や事業計画などを審査し、優先交渉先を選定。その後、秘密保持契約の締結や詳細な調査を経て本契約へ進む見通しとなっている。

(c)news1

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