
バレンタインデーを前に、韓国のコンビニ業界で“キーキャップ(キーの付け替えパーツ)戦争”が激化している。CUとセブン-イレブンが投入したキャラクターキーキャップが、発売直後から品薄状態となっている。
CUは今月1日、バレンタイン企画としてポケモンIPを活用した商品を発売した。レトロをテーマに、チョコレートとともにピクセルアート仕様のアクリルキーホルダーやキーキャップを同梱した構成だ。
一方、セブン-イレブンは同日、サンリオコリアと組み、ハローキティなど人気キャラクターを用いたリビング・ファンシー商品約20種を展開した。
なかでもCUのポケモンキーキャップ▽セブン-イレブンのハローキティキーキャップ――の2商品が突出した人気を集めている。SNSやオンラインコミュニティには「早朝に入荷しても午前9時前には完売」「アプリで在庫検索し、何軒も回ってようやく手に入れた」といった声が相次いだ。
ハローキティキーキャップは店頭価格が2万ウォン未満にもかかわらず、中古取引アプリでは3万~4万ウォンで転売され、すでに“プレミア化”している。
CUを運営するBGFリテールは「SNSでの拡散を背景に、キーキャップ・キーホルダーは消化率80%超。近く完売する見通しだ」と説明する。
セブン-イレブン側も、タンブラーやポーチのセット商品は発売5日で完売。キーキャップ・キーホルダーセットも販売ペースが急上昇しており、在庫検索サービスの利用が急増しているという。
この人気の背景にあるのが、SNSを中心に広がる「キークミ(キーボード装飾)」ブームだ。キーボード全体を買い替えるには費用がかかるが、1万ウォン前後のキーキャップ数個であれば、気軽に個性を演出できる。勉強机やオフィスといった制限された空間でも「自分らしさ」を表現したいという、MZ世代の欲求と合致した。
業界関係者は「バレンタイン=チョコレートという固定観念から離れ、実用性と“推し”要素を組み合わせた企画が売り上げを左右している」と分析する。
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