Startup Story ~~ 成功のカギ
ドゥーハンズ(Dohands) パク・チャンジェ代表
ドゥーハンズは最近、ドキュメンタリー「止まらない挑戦、胸躍るミッション、ドゥーハンズ」を公開した。6カ月かけて30分のプログラムを製作し、YouTubeチャンネルにアップした。
そこには、ドゥーハンズが2012年にホームレスの雇用創出を目的にハンガーを作る事業を始めたこと、2015年にフルフィルメントサービス「プームゴー(Poomgo)」で軸足を移したこと、プームゴーがサービス型フルフィルメント市場で1位になったこと――といった成長過程が描かれている。コネクターへのインタビューを通して、福祉施設での生活体験や、ドゥーハンズで自活に成功した話も盛り込んでいる。
このドキュメンタリーも、「雇用の機会を広げ人間の尊厳性を守る」というミッションを成し遂げるためのドゥーハンズの取り組みの一環だ。
「皆が無謀だと言ったミッションを10年間しっかりと守ってきました。そのおかげで、ドゥーハンズはビジネスフルフィルメントサービスのプームゴーを立ち上げることができ、合計320億ウォンの投資を誘致して急速に成長し、社会的企業になることができました」
パク代表は、こう胸を張った。
ドゥーハンズは福祉制度にも工夫をこらしている。
フルフィルメント業界で初めて、開発者の勤続1年目から1カ月の有給休暇を与える。プロジェクト業務を終えて充分休んだ後、最高の成果を出せるようにするためだ。
自己啓発のために50万ウォンを提供したり、社内教育として業界最高の専門家を招いたりしている。職場内のセクハラ防止教育には「プルンアウソン」のク・ソンエ代表、リーダーシップ教育には「グロプル(Grwple)」コーチのペク・チョンファ氏らを招いた。
女性だけでなく男性の育児休暇を積極的に推奨し、安心できる職場たる「ワンチーム」精神を共有している。特にフォークリフトの免許取得費用を全額支援するなど、職員全員が「物流専門家」に成長できるよう支援する。
資格取得の受験料を負担するだけでなく、資格を取得した報償金として最大100万ウォンを支援する「スタディーDOイット」プログラムや、社内の読書文化定着のために、希望する図書を無制限に見ることができる「DO書館」も運営する。
パク代表は「ドゥーヘルプオンライン、ピープル室が行く!(会社と固く結びつくための対話)」など、多様なチャンネルで職員と意思疎通を図っている。毎月タウンホールミーティングを開き、これまでの成果とともに今後の方向性を、透明性をもって共有するとしている。
「職員の業務能力の向上のための支援を惜しみません。それが企業が成長する道です。今後も顧客のために最高のサービスを提供するとともに、雇用の機会がない人々のための希望になりたい」
パク代表はこう抱負を語った。
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