2024 年 5月 19日 (日)
ホーム経済OTTペ・スジ主演「アンナ」で監督とOTT対立…スタッフが監督を支持

ペ・スジ主演「アンナ」で監督とOTT対立…スタッフが監督を支持

写真提供=Coupang Play

韓国の映画監督イ・ジュヨン氏がこのほど、自身が脚本と演出を手掛けたドラマ「アンナ」について「配信元のOTTサービスCoupang Playが自身の了解を得ずに一方的に編集した」と主張し、法的措置をちらつかせている。

「アンナ」は6月24日~7月8日に計6部作で公開されたCoupang Playのオリジナルドラマ。ささいな嘘が発端で「別人の人生」を送るようになった女性の物語だ。ペ・スジ、キム・ジュンハン、チョン・ウンチェらが出演して注目を集めた。

ところがこの「アンナ」をめぐり、イ・ジュヨン監督が今月2日、代理人を通して「この6部作は、自身の意見が反映されず、一方的に編集されたものだ」と主張。Coupang Playからの謝罪を求めるとともに▽監督自らが編集したマスターファイルそのままの「アンナ」(監督版)として公開すること▽これまでの6部作から自身の名前を削除すること――などを要求。これらの措置が取られなければ法的措置を取ると表明した。

これに対し、Coupang Play側は翌3日に発表した公式コメントで「監督の編集の方向性は、Coupang Playと監督、制作会社が初期段階で協議してきた方向性と著しく異なる部分があった」と明かした。Coupang Play側は、イ・ジュヨン監督に対し、数カ月にわたって修正を要請してきたが断られたとしたうえ「制作会社の同意を得て、契約に明示されたわれわれの権利に沿って、本来の制作意図に合うように編集した。その結果、好評を得る作品が誕生した」と強調している。

また、Coupang Playはイ・ジュヨン監督が編集した8部作の「アンナ」を監督版として今月中に公開すると説明している。

こうした状況を受け、イ・ウィテ撮影監督らスタッフ6人が4日、イ・ジュヨン監督を支持する立場を明らかにし、「監督もわれわれも誰も同意していない」「われわれが知らない作品に、われわれの名前を使うのは無礼なことだ」と、Coupang Play側を批判している。

©STARNEWS

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