2024 年 9月 23日 (月)
ホームエンターテインメントペ・スジへの中傷コメント、40代被告の無罪破棄

ペ・スジへの中傷コメント、40代被告の無罪破棄

(c)STARNEWS

韓国の歌手兼女優ペ・スジに“国民のホテル女”というコメントをつけたのは侮辱罪にあたるか――。韓国最高裁は28日、この罪で起訴された被告の男性(40代)に対し、控訴審の無罪判決を破棄し、ソウル北部地裁に差し戻したと明らかにした。

事件は、被告が▽2015年10月にポータルサイトのコメント欄に「メディアが作ったバブル、ただの国民のホテル女」▽同年12月には「映画大失敗、ピークを過ぎたスジを○○につけたの?JYPのメディアプレイがすごい」――などと書き込み、侮辱罪で立件された。

被告側は「コメントは芸能事務所の商業性を正当に批判する内容」「ネット上で許容される範囲を超えていない」と無罪を主張していた。

一審は「被害者は芸能人であり、ネットのコメントという手段の特殊性などを考慮しても、被告の表現が社会通念上、許容される範囲内にあるとは思えない」として、罰金100万ウォン(約11万円)の有罪判決を言い渡した。

これに対し、控訴審は「世間の注目を集める芸能人に対し、侮辱罪が成立するかどうかを判断する場合、一般の人と同じ基準を適用できない」などと一転、無罪とした。

今回、最高裁は「表現の自由を根拠に、侮辱罪の構成要件を満たさないとか、社会常識に違反しないとか判断するには慎重を期するべきだ」とし、事件を差し戻した。

その際、“国民のホテル女”という表現については「大衆に訴えていた清純さとは反対のイメージを暗示し、被害者を性的対象化する方法」として、ペ・スジの社会的評価を低下させる侮蔑的な表現と判断し、「正当な批判という範囲から外れている」と批判した。

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