新型コロナウイルス感染の大流行を経験したこの3年間、犬や猫とともに生活することで子供たちの幸福感が高まった――こんなアンケート調査結果がこのほど発表された。
グローバルペットフードブランド「ロイヤルキャニン(Royal Canin)」と親会社「マーズペットケア(Mars Pet Care)」が「非対面授業でのペット」というテーマで、米国と英国の2000世帯を対象にアンケート調査を実施した。
その結果、子供の非対面授業によるストレスや孤立感などがペットによって緩和されたと答えた保護者が83%に上った。
新型コロナ感染が始まって以来、家にいる時間が長くなり、子供(5~17歳)10人中4人は不安とストレスを解消し、寂しさを癒すためにペットと多くの時間を過ごした。具体的には遊び(55%)、会話(49%)、散歩(46%)、読書(39%)などの活動だったという。
90%以上の保護者は、ペットとの相互作用が子供の情緒知能とコミュニケーション能力、問題解決能力、協調性などの向上に役立つと答えた。
また、56%の保護者はペットが子供の学習成果の向上に役立ったと答えた。周りにペットがいれば、子供に学習の動機づけになると答えた保護者も72%に達した。
保護者らは▽子供が休憩時間にペットと一緒に遊んだり集中できるから(84%)▽非対面授業の画面から離れている時間を持つことができるから(83%)▽ペットに本を読んであげることが子供の自信を向上させてくれる(62%)――などの理由から、子供とペットの相互作用を肯定的に認識しているようだった。
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