韓国ロッテホームショッピングが、体験を重視するMZ世代を狙って差別化したコンテンツ企画に集中している。昨年メディア事業部門を新設し、キャラクターや仮想人間など独自IP(知的財産権)を中心に新事業の領域を拡大している。
今年は公共の場での展示からNFT発行まで人気キャラクター「ベリーコム」の活動範囲を拡大し、仮想人間「ルーシー」を自動車マーケッターとしてデビューさせるなど、独自のコンテンツ競争力を強化している。
今年はベリーコムのIP競争力を強化するため、ロッテグループ系列会社とのコラボはもちろん、有名大企業や自治体と連携したオフラインイベントを増やす。
9月にはロッテグループを代表するキャラクターとして、中小ベンチャー企業省とロッテ流通6社(ホームショッピング、百貨店、マート、免税店、ハイマート、コリアセブン)がドイツと米国で開催する「LOTTE-KOREA BRANDEXPO」で展示する。
最近ではベリーコムIPとメンバーシップ特典を連携させた「ベリーコムメンバーシップNFT」を発表し、メタバース事業にも進出した。
ロッテホームショッピングはバーチャルヒューマン(仮想人間)マーケティング市場の成長に伴い、昨年2月、仮想モデル「ルーシー」もお披露目した。ルーシーは産業デザインを専攻した29歳のモデルで、自動車デザイン研究員である。SNSでインフルエンサーとして活動し現在8万人のフォロワーがある。
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