韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の64歳の誕生日となった12月18日、氷点下の寒さの中でも大統領の弾劾を求める集会がソウル憲法裁判所近くで開かれた。
市民団体「キャンドル行動」は同日午後7時、ソウルで「ユン・ソンニョル罷免・国民の力党解散キャンドル文化祭」を開催。主催者発表で約4000人が参加した。
参加者たちは「内乱首謀者ユン・ソンニョル、憲法裁は即時罷免せよ」「内乱首謀者ユン・ソンニョルを即時逮捕せよ」と書かれたプラカードを掲げ、「ユン・ソンニョルを罷免せよ」などと声を上げた。
氷点下5度の寒さの中、参加者たちは防寒具を着込み、寒さをしのぎながら抗議の声を上げた。息が白く立ち昇る中での熱気ある集会となった。
また、この日はユン大統領の誕生日に合わせて「誕生日プレゼントコンテスト」も開かれた。参加者たちは憲法条文を印刷した用紙や手錠、ゴムホース、囚人服などを持参し、弾劾を象徴するアイテムを披露した。さらに、誕生日ソングやクリスマスキャロルを弾劾をテーマに改編した楽曲を歌い、さまざまなパフォーマンスが繰り広げられた。
例えば「弾劾が答えだ」と題したキャロルや応援歌が披露され、観客はペンライトを振りながら集会を盛り上げた。
集会に参加した大学生(20)は「軍に行く予定の身として、国防相の無責任な発言で戦争が起きる可能性があったことを考えると許せない」と語り、「これまで政治に無関心だった自分を反省している」と述べた。
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