2025 年 9月 6日 (土)
ホーム社会ブレーキなしで時速80キロ…韓国で流行「ピストバイク」の危険な実態

ブレーキなしで時速80キロ…韓国で流行「ピストバイク」の危険な実態

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韓国の若者の間でブレーキのない「ピクシー自転車(ピストバイク)」が流行する中、危険性を指摘する声が強まっている。競輪選手のキム・ギフン氏は「選手でも公道では乗らないほど危険だ」と警告している。

ピストバイクは変速機やブレーキがなく、ギアが1つの固定ギア自転車。ペダルと車輪が直結しており、ペダルを止めようとしても車輪の回転で足が巻き込まれる可能性がある。平地で時速50キロ、下り坂では80キロを超えるスピードが出ることもあるが、ブレーキがないため制御が困難だ。

キム氏は「時速10キロでも制動距離が通常の自転車の3〜5倍、速度が上がれば10倍以上になる。下り坂はプロでも難しい」と述べ、「あくまで屋内競技用。公道での使用は避けるべきだ」と訴えた。

ソウルでは8月12日、中学生がピストバイクで下り坂を走行中、速度を抑えきれずに死亡する事故が発生している。

これまで「グレーゾーン」にあったピストバイクについて、警察は「車両」に該当すると判断して取り締まりを開始。ブレーキを装着していない場合、道路交通法違反とされ、即決裁判の対象となる。

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