2026 年 3月 13日 (金)
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フィジカルAIが来ても揺るがない…韓国・開業後1・3年の生存率トップは「美容業」

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韓国でコンビニより店舗数が多いにもかかわらず、開業後1年・3年の生存率でいずれも首位を記録した業種がある。美容業だ。業界関係者は、その強さの理由として「人工知能(AI)では代替が難しい分野」である点を挙げている。

国税庁の統計によると、2023年基準で美容室の1年生存率は91.1%、3年生存率は73.4%に達した。これは、生活密着型100業種のうち新規開業者数が多い上位20業種の中で最も高い水準だ。全100業種平均の1年生存率77.9%、3年生存率53.8%を大きく上回っている。

昨年11月時点の全国の美容室(美容室・理容室含む)は12万9491店にのぼり、コンビニ(5万2164店)の約2倍、コーヒー専門店(9万4215店)よりも約37%多い。それでも高い生存率を維持している点が注目される。

業界関係者は口をそろえて「美容はAIに代替されにくい技術職」だと指摘する。1986年から大田市西区で美容室を営むチェ・ギスさん(64)は「美容は客とハサミさえあれば、砂漠でもできる仕事だ」と語る。

チェさんは「AIがどれほど進化しても、人の頭の形や髪質は千差万別で、機械には対応しきれない」とし、「ロボットのようなフィジカルAIがハサミを持って誤作動を起こしたらどうするのか。36年以上も常連が通い続けてくれるのには理由がある」と話した。

美容師歴20年以上のパン・ソジンさん(57)も「フィジカルAIが来ても、人の手のような繊細な表現は難しいだろう」と指摘。「美容業は外見を整えるだけでなく、衛生管理や感情的な満足も提供する仕事であり、AIの有無に関係なく長く生き残る」と見通す。

開業4年目の美容室オーナー、パン・ヒョジョンさん(37)は「デジタル技術が発展するほど、美容業の固有の価値はむしろ高まっている」と語る。美容室が単なる施術の場ではなく、人と人が直接交流するコミュニケーションの空間として機能しているという。

専門家もこの見方に同意する。淑明女子大学消費者経済学科のイ・ホンジュ教授は「業種の特性と消費者行動の構造が結びついた結果だ。美容業は流行に左右されにくく、定期的な消費が避けられない生活サービスであり、技術という参入障壁も存在する。消費者は一度満足した美容室を簡単には変えない傾向がある」と分析する。

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