
記録的な大雪に見舞われた12月4日夜、ソウル市江南区(カンナムグ)のピザ店前で、商品の受け取りを待つ配達員が雪かきをする姿が監視カメラに捉えられ、称賛を集めている。
当時、悪天候で配達が大幅に遅れ、ピザ店にも「まだ届かない」との苦情が殺到していた。
そんな中、ある配達員がテイクアウトのため店を訪れ、受け取りを待つ間、10分以上も丁寧に雪を除いていた。階段や看板の裏、滑りやすい入り口まで、その作業は入念だった。

店主は2日後。監視カメラの映像を見返してこの善行に気付き、思わず涙がこぼれたと語る。自らも配達に出ていたうえ、何度雪かきをしても追いつかず、疲弊しきっているさなかの出来事だった。
店主はSNSに「感謝してもしきれない」と思いをつづった。
この投稿には「寒さの中でも思いやりを持てる人がいることに救われる」「自宅前の雪すら放置する人が多いのに立派だ」といった声が寄せられた。
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