
韓国の人気タレント、パク・ナレ氏(40)を巡る一連の騒動が新たな局面を迎えている。元マネージャーからの「パワハラ」や「不当労働」などの告発が話題となる中、今回は違法な医療行為を受けたのではないかという疑惑が浮上した。
韓国のメディア「ディスパッチ」によると、パク・ナレ氏は京畿道・一山(イルサン)のオフィステル(住居兼オフィス)で、医師免許のない人物による違法な注射施術を受けていた可能性があるという。
同メディアが入手したとされるメッセージには「注射のイモ(おばさん)」と呼ばれる人物が、「処方箋を集めている」と述べるなど、抗うつ薬を処方箋なしでパク・ナレ氏に渡したとみられる内容も含まれている。
また、MBCの人気番組『私は一人で暮らす』の海外ロケにも、この人物が同行して施術をしたとの疑いも報じられた。
この報道を受け、パク・ナレ氏の所属事務所「アンパーク」は、「現在、事実関係を確認中」とコメントしている。
これに先立ち、事務所側は12月5日、「医療行為に違法性はない。通院が困難だったため、かかりつけ医に往診を依頼し、点滴を受けただけ」とし、「一般的で合法的な医療サービスだ」との立場を示していた。
なお、元マネージャー2人は12月3日、ソウル西部地裁に不動産仮差し押さえを申請している。さらに、勤務中に受けた被害に対する1億ウォン(約1100万円)相当の損害賠償訴訟も準備中であるという。
元マネージャーらは、パク・ナレ氏による職場内での暴言・私的雑務の強要・医薬品の代理処方要求・進行費未払いなどを主張している。具体的には「おつまみの買い出し」「飲み会の片付け」「24時間待機体制の強要」など、公私の区別がなかったとして訴えている。
これに対し、事務所は「該当の職員には退職金を正常に支給した」としつつ、「退職後、会社の前年売り上げの10%に相当する金額を要求された」と明かした。
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