
韓国の警察が日常のパトロール中に、罰金滞納額が4億4000万ウォン(約4650万円)に達する車両を発見し運転者を検挙した事実が明らかになり、世間の注目を集めている。
警察庁公式ユーチューブチャンネル「大韓民国警察庁」は9月14日、「警察がパトロール中に発見したトラックの罰金が…なんと4億4000万ウォン」という映像を公開した。
映像によると、8月、蔚山南区で巡回していたペ・ウンギュ警部補と同僚警察官が指名手配歴のあるトラックを確認した。車両を照会したところ、課された罰金総額は4億4000万ウォンにのぼった。ペ・ウンギュ警部補は「最初は440万ウォンと見間違えたが、再確認すると4億4000万ウォンだった」と驚きを語った。
警察は逃走の恐れがあると判断し、巡回を装いながら後方を追跡。信号待ちの隙を突いて検問に踏み切った。道路上での危険な状況を避けるため、ペ・ウンギュ警部補は運転席側ではなく助手席側から接近し、同意を得て直接助手席に乗り込み身元を確認した。
その結果、運転者は実際に指名手配されていた人物と一致。警察は安全な場所に車両を誘導したうえで検挙に成功した。
ネット上では「罰金4億4000万ウォンとは、一体どれだけ違反を重ねればそうなるのか」「数億ウォンも罰金を滞納する人間がいるとは衝撃だ」「世の中には本当にいろんな人がいる」などの反応が寄せられている。
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