「ゴルフ界のレジェンド」パク・セリ(44)は引退後、「芸能界の有望株」になった。名節を迎え、さまざまな種類のチジミを大量に焼き、手作り料理を振る舞って就活生にもてなす。そうしながら青春の悩みに耳を傾け、夜食のチキンを頬張りながら「モクパン(食べる姿を見せる番組)名言」を次々と披露した。
若い世代からは「リッチなお姉さん」の名で知られている。豪華なセリハウス、コンビニ級のパントリー(食品倉庫)など、経済力をフレックス(flex/ 誇示)しながらも、憎らしさや拒絶反応をもたらすどころか、「私たちのセリお姉さん、やりたいことを全部してね」といった応援の書き込みが相次いで投稿されている。
この韓国ゴルフの先駆者パク・セリは2016年に引退後、「第2の人生」ではフィールドを広げて活躍中だ。ゴルフ関連のコンテンツを制作するバズ・インターナショナルの代表、オリンピック女子ゴルフ代表チームの監督、最近ではエッセイ「セリ、人生はリッチに」で作家にまで活躍の幅を広げている。
そのパク・セリが12月15日、news1を訪れた。最も好きな色として「ブラック」を選んだのにあわせ、ブラックのコート、ブラックのパンツ、ブラックストライプのTシャツを身にまとっていた。「ゴルフ界の女帝」の登場に、静かだったオフィスがざわめいた。
©news1
パク・セリ
1977年生まれ。13歳からゴルフを始め、プロ転向後の1996~97年、韓国ツアー6勝、98年には米ツアーに挑戦し、全米女子オープンで20歳9カ月の史上最年少で優勝した。2016年3月に引退を発表。韓国のゴルフブームの火付け役ともいえる存在で、イ・ボミ、キム・ハヌルらパク・セリに影響されてゴルフを始めた選手は多い。