ENAドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で人気急上昇の主演俳優パク・ウンビンを対象にした偽ニュースがYouTubeで多数発信され、韓国国内で批判の声が上がっている。YouTube側はコンテンツを管理しているものの、偽ニュース映像に迅速に対応できておらず、波紋が広がっている。
「パク・ウンビンがオスカー大賞を受賞した。しかし、授賞式でトロフィーを投げ、集団暴行を受け、救急室に運ばれた」。こんなフェイクニュース映像がYouTubeチャンネル「ニューストーク」に掲載された。同チャンネルは今月2日からパク・ウンビンを対象にした刺激的な偽ニュース映像を計14本掲載、累積PVは約140万回に達する。
オンライン上では、ウ・ヨンウ関連のフェイクニュースに対する投稿が急増し、あるポータルサイトで「パク・ウンビン」と検索すると、関連検索語として「パク・ウンビン オスカー大賞 オスカー暴行 オスカー海外反応」などが表示されたりする。
こうした偽ニュース映像に接した一部のネットユーザーが、パク・ウンビンとオスカーに関する表示が事実だと思い、さらにポータルサイトでの検索を繰り返すため、関連検索語が上書きされているようだ。
「ニューストーク」にはパク・ウンビンのほかにも「俳優イ・ジョンジェが米エミー賞大賞を受賞した」「キム・ヨナの結婚式に日本の浅田真央ファンが訪ねてきた」など、著名人に関連した偽ニュース映像が掲載されている。
ネットユーザーの間では「YouTube情報はただの想像で作られたレベル」「偽ニュースを作るYouTuberの収益金を全額還収しなければならない」など、批判が広がっている。
YouTube側は自主的な指針に沿ってスパムや誤った情報、敏感なコンテンツなどを管理している。ただ映像が掲載された後にチェックする仕組みであるため、偽ニュース映像を迅速に排除できない状況にあるようだ。
©MONEYTODAY