
バス車内で失禁したおばあさんを助けた若い女性の心温まる行動が韓国のSNSで反響を呼んでいる。
投稿したのは、帰宅途中だった会社員の女性。バスで帰宅していた際、中年女性が「えっ、なにこれ?ああ、もう……」と声を上げ、車内がざわついた。様子を見に行くと、祖母ぐらいの年配の女性が座席で失禁していた。
おばあさんは何度も「ごめんなさい」と繰り返し謝罪。女性はすぐに駆け寄り、ティッシュとウェットティッシュで床を丁寧に拭いた。
「年を取ると我慢ができなくなる」と申し訳なさそうに話すおばあさん。女性は笑顔で「うちの祖母もたまに間に合わないことがあるので大丈夫です」と優しく声をかけ、バスの運転手が渡してくれた黒いビニール袋にティッシュを捨てた。
その時、おばあさんは女性の肩をそっとたたいた。そして「きれいな手に申し訳ないね」と言って袋を受け取り、次の停留所で降りていった。
女性は「年を取れば排せつの失敗も自然なこと。こんな場面に出くわしたら驚かず、助けてあげてほしい」と呼び掛けた。
この投稿には「いいね」が1万件以上付き、500件を超えるコメントが寄せられた。「自分ならすぐに動けなかったと思う。すごい」「優しさと勇気に感動した」「自分の親を思い出して涙が出た」など賞賛の声が集まっている。
あるユーザーは詩のような言葉を残した。「急かすな、歩みの遅い老人を/我々もまた、その道を行くのだ/今日の私は昨日の子どもであり/明日の私は老いていく/だから今、隣にいる人を/もっと温かく見つめてほしい」
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