2024 年 12月 21日 (土)
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ネットの罵詈雑言識別、ネイバー・カカオが60万件DB供与

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韓国ネット大手ネイバーとカカオの二大ポータルが構築した「罵詈雑言・卑俗語統合データベース(DB)」が供与され、中小プラットフォームが恩恵を受けられることになった。

韓国インターネット自律政策機構(KISO)はこのほど、インターネット上の罵詈雑言・卑俗語などの露出を制限できるようにする「KSS」(KISO Safeguard System)を開発したと明らかにした。このソリューションは、多様なインターネットサービスにおいて罵詈雑言・卑俗語をリアルタイムで識別し、これらが露出するのを防ぐ機能を備えている。

ネイバーとカカオは、健全なインターネット文化づくりと、ESG(環境・社会・支配構造)経営活動の一環として、両社が蓄積した約60万件の罵詈雑言DBをKISOに無償で供与。KISOはこれを統合したうえ、ネット各社が活用できるよう応用プログラムインターフェース(API)を開発した。

従来、個別業者は罵詈雑言を遮断するため独自にDBを構築する必要があり、維持・管理に多額の費用がかかっていた。

ネイバーとカカオなどポータル業界は数年前から、コメントなどの罵詈雑言・卑俗語をフィルタリングするため、人工知能(AI)による探知・遮断プログラムを自主開発し、活用してきた。実際、こうしたプログラム導入後、悪質コメントが減少するなどの効果があらわれている。

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