2024 年 12月 27日 (金)
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ネイバー株価急落にストックオプションも紙切れ危機

京畿道城南の社屋で開かれた行事に出席したネイバーのチェ・スヨン代表(右)とネイバーのキム・ナムソン最高財務責任者(ネイバー提供)©news1

韓国ネット大手ネイバーがグローバル市場攻略のために2兆3000億ウォン規模の買収合併(M&A)を断行したことに対する市場の反応が冷たい。4日間でなんと5兆5000億ウォン規模の時価総額が蒸発し、100万人のネイバーのアリ軍団(株式市場で個人的に少額を投資する人たち)の憂いも深まっている。

気をもむのは、ネイバー役員・社員はもちろん、今回のM&Aを主導したチェ・スヨン代表、キム・ナムソン最高財務責任者(CFO)ら経営陣だ。ネイバー株価が高点だった1~2年の間に最大数万株規模のストックオプションを受け取ったが、現在の低いレベルの株価が続くならば、ストックオプションは大当たりどころか紙くずになる公算が大きい。

ネイバー半期報告書によると、チェ・スヨン代表は2020年と2021年に各6000株と8000株規模のストックオプションを付与された。ストックオプションは支給当時の株価を基準に付与される。チェ代表が両年に受け取ったストックオプションの行使価格は各18万6000ウォンと38万4500ウォンだが、これは前取引日(今月7日)の終値の16万ウォンよりも低い。

ストックオプションを受けたのはチェ代表ら役員だけでなく、社員約3300人が38万4500ウォンで行使できるストックオプション約100万株を付与されている。株主だけでなく、ネイバーの役員・社員には、株価の前では「運命共同体」となっている。

©news1

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