2025 年 11月 17日 (月)
ホームエンターテインメントウェブトゥーンドラマ効果で原作閲覧数30倍…韓国ネイバーウェブトゥーン、IP好循環生む

ドラマ効果で原作閲覧数30倍…韓国ネイバーウェブトゥーン、IP好循環生む

ネイバーウェブトゥーン「ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語」のスピンオフの表紙(左)と、同名のテレビドラマがNetflixの「NEW & HOT」リストの「トップ10シリーズ」で1位を獲得した様子=ネイバーウェブトゥーン提供・Netflixキャプチャ(c)news1

韓国ネイバーウェブトゥーンが展開する人気ウェブ漫画(ウェブトゥーン)作品が、テレビドラマ化やキャラクター商品の展開などを通じてIP(知的財産)ビジネスを拡大し、原作コンテンツの注目を再び呼び起こしている。

同社によると、ウェブトゥーン「ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語」は、同名のテレビドラマが10月25日に配信を開始して以降、約2週間で閲覧数が従来の30倍以上に急増したという。

同作は、2021年に刊行されたソン・ヒグ氏のベストセラー小説を原作に、2023年12月から2024年8月まで全85話が連載された。連載時も現実的な描写と優れた作画で高評価を得ていたが、ドラマ化によって再び脚光を浴びる形となった。

ドラマは米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)の韓国部門で配信直後から人気を集め、「NEW & HOT」部門ではランキング1位を記録している。これを受けて、ネイバーウェブトゥーンは同作品のスピンオフも連載を開始。主人公キム部長の新人時代を描いた全10話構成で、毎週土曜に配信している。

一方、2022年に連載開始され2023年に完結した「マルはワンちゃん」は、可愛らしいキャラクターで若年層を中心に人気を集め、2025年10月にはソウル市内の商業施設でポップアップストアを展開。グッズ販売では、1人あたりの最高購入額が110万ウォン(約12万円)に達した。

また、ゾンビと少女の親子関係を描いた「ゾンビ娘」は、2025年7月に映画化され、26日間で観客動員数500万人を突破。興行収入は475億ウォン(約53億円)に達し、損益分岐点を大きく上回った。作品に登場する人気キャラクター「キム・エヨン」は、AIチャットサービス「キャラクターチャット」にも登場し、二次展開が続いている。

(c)news1

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