アラブ首長国連邦(UAE)で開かれている「ドバイ国際博覧会」(2021年10月1日~2022年3月31日)が16日、「韓国の日」を迎え、20日までの「韓国週間」が始まった。
文化財庁と韓国文化財財団は、これを記念して「韓国館」(総面積4651.41平方メートル、地上4階、地下1階)内に設けた「韓国の文化遺産展示館」で、伝統の巾着福袋と王家風呂敷の文様が刻まれたスカーフを現地の観覧者に贈呈する行事を整えた。また館内では総合エンターテインメント「ハイブ(HYBE)」とのコラボで、文化遺産の背景にしたBTSミュージックビデオも上映する。
今回の国際博覧会には191カ国が参加。このうち5番目の規模を誇る韓国館は今年1月初旬までに累積訪問客数50万人を超え、人気を博している。
「韓国の文化遺産展示館」では韓国の文化遺産と四季、螺鈿漆器の美しさを見せるLED映像展示とインスタグラムを通じた拡張現実(AR)体験、韓紙を配る現場イベントが観覧者を迎えている。文化財庁が韓国の日と韓国週間を迎え、韓国館の中庭の広場にある大型LED画面でBTSの映像に上映。景福宮を背景にした「Dynamite」、崇礼門を背景にした「Permission to Dance」の2編で、韓国の文化遺産に対する関心をさらに高めそうだ。
また「韓国の日」には文化遺産館を訪問する観覧者700人余りに伝統工芸品である巾着福袋を配り、韓国の新年を迎える伝統的な風習を自然なかたちで紹介して、韓国週間には韓国パビリオンInstagram広報行事に参加した観覧者たちに先着順で「王家の風呂敷文様」スカーフを贈呈する。
展示映像にも登場する王家の風呂敷模様が描かれたスカーフは、頭やカバンなどに気軽に着用できる小道具で、観覧客に視覚的な展示を通じて、韓国の伝統文様を広く知らせる効果を期待できる。
このほか、「皆がつながる巨大な動き」(Massive VIBE)というテーマで毎日10回ずつ韓国音楽とサムルノリをデジタル技術と融合させた常設公演を開催し、韓国商品展、韓国観光博覧会、特別公演などを韓国週間を通して開催する。
文化財庁は「韓国週間でのさまざまなイベントを通じて、韓国館と韓国の文化遺産に対する関心度を高めていきたい。3月まで続くイベントでも、世界の人々に韓国文化遺産の美しさと価値を知ってもらうために努力していきたい」と意気込みを語った。
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