2025 年 9月 24日 (水)
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トランプ米大統領と習近平中国国家主席、10月APECでソウル滞在か…宿泊先はハイアットと新羅が有力

2019年6月29日、大阪で開かれたG20首脳会議で会談に先立ち握手するトランプ米大統領と習近平中国国家主席(c)Reuters/news1

韓国・慶州で来月末開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を機に、韓国政府は米国、中国との首脳会談を推進している。これに伴い、トランプ米大統領と習近平中国国家主席がソウルで滞在する可能性が高まっている。

政府当局者は9月21日、「APECに合わせて韓米、韓中首脳会談が実現すれば、外国要人も過去の訪韓時に利用したソウルの宿泊施設に再び滞在する可能性が大きい」と述べた。慶州には国賓訪問にふさわしい宿泊・警護体制を備えた施設が限られており、首都ソウルが首脳会談の開催地として有力視されている。

ソウル市内で国賓がよく利用するのは、龍山区のグランドハイアットホテルと中区の新羅ホテルだ。いずれも山や丘陵に位置し周囲に高層建築がなく、要人警護に適しているとされる。米国側はハイアット、中国側は新羅を好む傾向がある。

トランプ大統領は2017年11月と2019年6月の訪韓時にハイアットを利用した。さらに1992年のブッシュ大統領以来、歴代米大統領も同ホテルを利用してきた。ハイアットが米系チェーンであることも理由とみられる。最近、ソウルの米国大使館が龍山ハイアットに大規模予約の問い合わせをしたと伝えられており、トランプ大統領一行の滞在先として有力視されている。

一方、中国要人は新羅ホテルを好んで利用してきた。習主席も2014年の訪韓時に新羅ホテルの大統領専用スイートに滞在した。江沢民、胡錦濤ら歴代国家主席も同ホテルを利用し、2024年5月の日中韓首脳会議に出席した李克強首相もここに宿泊した。屋上ヘリポート直結の非常口が設けられていることが、安全面を重視する中国側の支持を集めているという。

韓国政府は10月31日から2日間の日程で開かれるAPEC首脳会議の前後に、米中両国との二国間会談を開く方向で準備を進めている。外務省当局者は「習主席のAPEC出席を契機に韓中会談を中国側と協議中」と述べ、国家安保室のウィ・ソンラク(魏聖洛)室長も「10月にトランプ大統領と会談する可能性が開かれている」と明らかにした。

(c)news1

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