
韓国の猫保護団体「ナビヤサランヘ」がSNSに投稿した1本の動画が大きな話題を呼んでいる。主役は保護猫の「ウォニ」。猫用トイレで排尿する際、尻尾をピンと立てたまま“ブルブルッ”と振る独特な動きが注目され、「ダンサーのよう」「AI動画かと思った」と反響が広がった。
動画は公開1週間で「いいね」4万3000件、シェア2万7000件を超える人気ぶり。ウォニの尻尾の動きに「換気扇が床にあるのかと思った」といったユーモラスなコメントも寄せられた。
一部では健康を心配する声もあったが、グレース猫病院のナ・ウンシク院長は「排尿時に膀胱へ力を入れる際、尻尾が自然と震えることがある。特にオス猫にはマーキング行動の一環としてよく見られる」と説明している。

ウォニは江原道原州市で18匹の猫と暮らしていたが、飼い主が刑務所に収監されたことを受けて保護された。現在は「ナビヤサランヘ」で過ごしており、KBSの動物番組でも紹介されている。
推定5歳、体重7kgのコリアンショートヘアで、人懐こく甘えん坊な性格が特徴。ただし他の猫との同居は苦手なため、ひとりっ子として迎えてくれる家庭を希望している。
「ウォニは10点満点中10点の甘えん坊です。愛情をたっぷり注いでくれる家族と出会えることを願っています」と団体代表のユ・ジュヨン氏は語る。
譲渡活動には、韓国ペットフード企業「ウリワ株式会社」も協賛し、新たな門出を支援するフードやおやつを提供している。話題の“トイレダンス”猫ウォニの次の舞台は、温かい家庭だ。
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